COVID-19 mRNAワクチンの効果
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どちらのワクチンも「ぱねえ効果」を示しています。
ぱねえ効果
2つのmRNAワクチンは大規模なランダム化比較試験という信頼に足る臨床研究によって、どちらもプラセボ群と比較して90%以上という非常に高い効果が示されています。プラセボというのは偽薬のことで、2つの臨床研究では生理食塩水が注射されています。
ランダム化比較試験
プラセボ群と比較して、感染予防効果 90%以上
ちなみにワクチンの予防効果90%とは、「90%の人には有効で、10%の人には効かない」 または「接種した人の 90%は罹らないが、10%の人は罹る」という意味ではありません。
「ワクチンを接種しなかった人の発症率よりも接種した人の発 率のほうが90%少なかった」という意味であり、言い換えると「発症リスクが、10分の1になる」とも言えます。
接種しなかった人の発症率よりも接種した人の発 率のほうが90%少なかった
では「ワクチンで90%以上の予防効果」というのは、他のワクチンと比べてどうなのでしょうか。
例えば、最も効果が高いワクチンの一つとしては麻疹ワクチンが挙げられ、予防効果は95%と言われています。
一方、インフルエンザのワクチンは、シーズンによっても異なりますが、一般的には50%程度の予防効果です。
インフルエンザのワクチンは50%
新型コロナウイルス感染症はウイルス性呼吸器感染症であることから、一部では新型コロナワクチンもインフルエンザワクチンの予防効果に近いのではないかという予想もされており、ワクチンの承認をする機関である米国食品医薬品局(FDA)は予防効果50%以上を承認の基準にしていましたが、これを大きく上回る予防効果が示されたことになります。
すでに人口の2割がワクチンを1回接種したというイスラエルでは、接種から7日以内に感染が確認されたのが4484人、8日から14日以内が3186人だったのに対し、15日から22日経過した人では、感染者数は353人だったとのことですので、1回の接種でもある程度の効果は見込めるようです。
イスラエル
人口の2割がワクチンを1回接種した
接種から7日以内に感染が確認されたのが4484人
8日から14日以内が3186人
15日から22日経過した人では、感染者数は353人
1回の接種でもある程度の効果は見込める